園芸レクリエーション　（令和元年7月1日）

｢園芸の楽しさを他の人にも伝えたい｣ご利用者お二人の思いから始まった園芸レクリエーションも今年で三年目を迎えました。活動を通して作る楽しみや育てる楽しみはもちろん、植物についての質問や、育て方についての質問、ご自身の携わってきた仕事の話などで、講師役のお二人と参加された皆様との交流も園芸レクリエーションの楽しみの一つとなっています。
　今回の作品は｢苔の庭園｣ということで五センチ四方の鉢に皆様が思い思いの箱庭をイメージして作り上げていく作品となりました。参加者の皆様は意気揚々と自分のイメージする庭造りを始めますが、土を盛りすぎたり、苔の配置が悪かったりとなかなか上手くイメージ通りに作れません。講師のお二人はそれぞれのテーブルをまわりながら、的確にアドバイスを伝え、制作をフォローしていきます。出来上がった作品は十人十色、それぞれの個性が溢れ、隣同士で見比べながら｢この苔の感じがかわいい｣｢この石が枯山水の雰囲気を出していて凄い｣等、自身の作品への思いや相手の作品のいい所を語り合いながら交流され、楽しい時間となったようです。
　これからも、園芸レクリエーションを通して、講師役お二人の社会活動を応援していくと共に、参加されるご利用者が活動を通して新たな生きがい作りとなるよう支援していきたいと思います。

　　　　　　　　　　通所リハビリ 主任 　介護福祉士　 末松　邦堂